2015年02月18日

母が子宮体がんの手術をしました

先日の人気記事ランキングの後半で少し触れましたが、昨年の11月初めに母の子宮体がんが発覚しまして、病気について調べたり、病院を調べたりと忙しくしていました。
1月下旬に手術を受け、昨日の診察で術後の病理検査の結果も出て、抗がん剤や放射線などの追加治療なしで経過観察ということになり、ようやく落ち着いたので、大まかな一部始終を記録しておこうかと思います。

【経緯】
11月初め:近所の病院での婦人科検診で体がんの細胞検査をしたところ、がんが発覚。
11月上旬:手術が必要とのことで、大学病院への紹介状をもらって初受診。
11月中旬:あっという間に手術スケジュールが決まり、術前検査などなど。
11月下旬:担当医の説明不足や対応に不信感が募り、病院を変えることを決意。病院探し始まる。
12月上旬:転院先を決定し、大学病院から紹介状をもらい即受診。
12月中旬:あっという間に手術スケジュールが決まり、術前検査などなど。
12月下旬:Pet-CTの術前検査から糖尿病発覚。
1月初旬:血糖値を下げるべく投薬+食事制限。
1月中旬:手術1週間前に入院し、血糖値管理。
1月下旬:腹腔鏡での手術 → 1週間で退院
2月中旬:摘出した臓器の病理検査結果が出る。

【母の子宮体がんについて】
子宮体がんには2つの尺度があって、進行度合いとがん細胞の性質(飛びやすさ)で決まるそう。
治療は基本的に子宮摘出で、度合いや年齢に応じて卵巣や周囲のリンパも切除するのがマニュアル。
子宮体がんは子宮を摘出して病理検査の結果が出るまで、正式な進行度合いがわからないそうで、発見したときは自覚症状もなく、かなり初期と思われつつも、がん細胞の性質(転移しやすさみたいなもの)がG3と3つのグレードの中で一番危険度が高いものだったので、リンパまで広範囲に除去する必要があるとの診断でした。

【手術の懸念】
リンパを除去することでリンパ浮腫やリンパ膿胞などの懸念があり、初期なのに切除するのは納得がいかず、先生に何度も確認しました。大学病院では「そのほうが不安要素が残らなくて良いでしょ?」というスタンスで丁寧に説明してくれず、転院後の先生は何度も同じ説明を嫌がらずしてくれたけど、結局は覆らず。

【転院の理由】
大学病院特有の体質というか姿勢というか、「患者はつべこべ言わずに医師に任せておけばいい」という上から目線のスタンスと、説明を丁寧にしてくれないところ、良く言えばサバサバしているのかもしれませんが、がん患者へのケアが足りない印象でした。また、近所の口コミでその担当医が担当した患者さんが先生と性格が合わずに早めにホスピスに入れられてしまって、色々と不満を抱えたまま亡くなられた事例をきいてしまい、これが決定打に。

【転院するのは大変】
日本の医療システムでは、一度主治医が決まると紹介状なしに病院を変えることは難しく、1つの病気に対して発行してもらえる紹介状は1つずつのため、近所の産婦人科から大学病院へ紹介してもらったら、その大学病院から紹介状を発行してもらわないと転院できない仕組みになっています。セカンドオピニオンはあくまで主病院での手術や治療を後押しするためのシステムで、転院を視野に入れていないため全く役に立ちませんでした。紹介状も通常は1週間〜10日程度かかるらしく、空白の時間ができてしまうのも惜しいところです。今回は病院へ行き担当医に直接お願いしたら1時間ほどで発行(MRIなどの画像データ含む)してもらえましたが、紹介先の病院の担当医まで指定する必要があり事前の調査が必要です。
調べてみると、初診だけは有名な先生だけど、その後は別の担当医に振り分けられる病院もあり、評判を聞いて指定してもその先生が執刀してくれるとは限らないのが現状のようです。今回は指定した先生が診察から執刀、術後の診察など一貫して担当してくれるので、すごく安心できますが。

【転院先の病院】
色々調べたり、口コミ情報を集めたりして、2つの病院に候補を絞りました。自宅から1時間以上かかるけど、婦人科の評判がよく実績も歴史もある病院と、自宅からは30分以内に行けるし開院5年未満で設備が新しくPet-CTなども院内にあるけど、実績と口コミが乏しい病院の2つで、術後の通院なども考えて、後者の病院を選びました。

【腹腔鏡手術】
子宮ガンの場合、これまでは開腹手術が主流だったのですが2014年4月より初期の子宮のみ摘出(1AG1)は保険適用に。母の場合は(1AG3)ということで保険適用外でしたが、転院先では手術自体は可能とのことで術後の回復や抗がん剤治療へ向けての体力温存を考えて腹腔鏡での手術を依頼しました。(1Aは進行度合いで初期を表しています)
まだ2月ですが、すでに2015年分の医療費控除は10万円を軽く突破して、すごいことに。
ちなみにガン保険などの特約で高度先進医療の手術の場合は保険金が出るものがあるのですが、子宮体がんの腹腔鏡下手術は厚生労働省の認定する高度先進医療に含まれないため、保険金が出ませんでした。。残念。

【術後のむくみ】
術後は1日ほど安静にしているのかと思ったら、翌朝には点滴類が外され自力でトイレに行かされるなどスピード復帰が促されて、2〜3日は熱が出たりしながらも病室内で動いていました。4日目に病院内の売店まで出かけていったところ足に浮腫みが発生。それまでは浮腫み防止の着圧ソックスを履いていたのを脱いでしまったせいかも? リンパを広範囲に切除したので水の代謝が上手くいかないらしく、術前より体重が5kg増となっていました。
懸念していたリンパ浮腫かとも思いましたが、術後6日間で退院許可になり、退院後1週間ほどで浮腫みも治まりました。通院でリンパマッサージを週2回受けているうちに、すっかり浮腫みも消え、昨日の診察で「腹腔鏡での術後は開腹手術に比べて身体を動かすのが早いので、リンパ切除の変化に身体が追いつかず浮腫みが出やすいらしい」と説明があり、とりあえずは術後の一時的なものと判明し一安心。数年後に浮腫が出る人もいるらしいので油断できないけど、いまのところは大丈夫そうです。

【転院してよかった!】
色々と調べたり、口コミを集めたり、決断するのに苦労しましたが、病院を変えて手術を受けることができて、良かったと思います。費用はかかりましたが、Pet-CTなど最新の機器で術前検査を受けられたし、説明も丁寧で患者側としては安心して手術を受けることができました。最初の診察時に腹腔鏡での手術のメリットや保険適用外になることや大まかな費用のことも聞いていたので、身体への負担が少なく術後も体力を削がない腹腔鏡の手術を選ぶことができました。担当の先生が腹腔鏡が得意だったというのもありますが。
術後も今のところ良好だし、母本人もすっかり日常生活に戻れています。もし大学病院でそのまま手術していたら、開腹手術でまだ入院していただろうことを思うと、病院を変えて本当に良かったです。今回は抗がん剤治療は見送りになりましたが、進行していて抗がん剤治療をするとなったら、開腹手術のダメージから回復してすぐに治療が始まってしまうため、身体への負担も大きかっただろうと思うとぞっとします。


がんが発覚すると精神的にものすごく追い詰められるし、がんの進行を考えると悩める時間は少なく即決が求められることが多いけど、流されずに自分の意思で選ぶことも必要なんだなーと今回の件で思いました。
父の手術のときは私もまだ学生だったし、今ほど情報が集められる環境ではなかったけど、今回はネットやご近所の口コミ情報を駆使して良い病院を選ぶことができたし、良い結果となりそうです。

主治医との相性は実際に面談してみないとわからないし、手術のためには先に手術室を押さえておく必要があり早い段階で手術の予約を入れられてしまうので外堀が一気に埋められてしまうような感じがしますが、予約はキャンセルできるし、同意書や術前検査をした後でも病院を変えることは可能です。
母は手術時に使う輸血用の自己血を採る前に転院したのですが、大学病院で予定していた手術日と新しい病院で受けた手術日に4日しか差がありませんでした。

こちらの病院とは縁があったのか、大学病院で午前中に紹介状を依頼して昼過ぎに受け取り、その日の午後には初診を受けることができ、トントン拍子に物事が進んでいきました。
術前検査が立て続いて、その週は3回も病院に行ったりしましたが、自宅から近いのでそれほど負担に感じることもなく、スピーディーな展開で年内に検査を終わらせ、年明けの1月中旬から入院になりました。
墓地を決めた時もそうでしたが、物事が良い方向にハマって動き出したのを感じた瞬間でした。

苦労した甲斐があって、良い結果になりそうで嬉しいです。






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posted by うさちん at 02:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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